かいこ

会社に部長の息子ちゃん（小3）が
部長に忘れ物を届けがてら遊びに来た。

その息子ちゃん、大事そうに小さい箱を持ってたので

私「その箱、何が入ってるの？」と聞いてみた。

息子ちゃん「これはね・・・」と言いながら箱を開けてくれたので見てみると・・・

小さな仕切りの中でウネウネ動く、小指大の白い物体。
それはなんと、あの『蚕』だった。


懐かしさに皆で蚕について大いに盛り上がった。すると

息子ちゃん「これから友達の家で観察日記の宿題をしに行く」

私「じゃあさ、ウラの○○公園に桑の木あったよ。葉っぱ採ってから行けば？」

息子ちゃん「葉っぱなんてやらないよ〜」

私「えぇ！？だってエサは？」

息子ちゃん「専用のエサがあるもん」

社員一同「マ、マジっすか！？」


その子の学校では桑の葉はあげないらしい。
"カイコのえさ"っちゅう作られたエサがあるそうです。

部長曰く、息子ちゃんは
"蚕が桑の葉を食べるという事"は習ったけど
どの木が"桑の木"かは知らないらしい。

私の時は毎日桑の葉を採りに行ったもんだけどなぁ。
"桑の実"も舌がスゴイ色になるケド食べたりしてた。
美味いか不味いかって聞かれると微妙だけど
皆で採って食べるのが楽しかった。

でも、この辺りは桑の木自体も少ないから仕方ないんだよね。
蚕の観察が健在だったのは嬉しかったけど
何か・・・ちょっと複雑な気分・・・。